コラム columns
2025年の気温変化について
当院で行なっているスギ花粉発育の定点観測や色々なデータからも今年は大量飛散の年と予想しております。
今年の花粉について pert.1
今年の花粉について pert.2
しかし、2025年1月と2月は気温が低く、花粉の供給源である三好のスギ林も雪に埋もれた状態です。
そのため、飛散が遅れている状況です。
2025年2月の花粉飛散状況
実際にウェザーニュースによる徳島県徳島市の花粉飛散データを用いて今年2月の飛散状況を確認してみました。
この図は2月1日から2月27日までの期間のスギ花粉飛散数を足して行った数です。2022年から2025年までを年ごとに分けてグラフで表示していおります。グラフの線が上に行くほど花粉が飛んでいるということになります。
2025年（水色の線）は他の年に比べて明らかにスギ花粉の飛散が少なく遅れていることになります。
今後の花粉飛散予想
スギ花粉はもともと気温上昇時に合わせて大量に飛散する性質を持ちます。
上の図の様に気温（緑線）が上昇する時に合わせてスギ花粉量（白の線）が増加していることが分かります。
2月にほとんど飛ばなかったので、今後3月に飛散が大きな山を迎える可能性があります。
今後徳島の気温が上昇するとき、「最近暖かくなってきたな。」と感じ始めた頃が飛散が急に増加してくる頃と考えられます。
「今年はまだひどくないな。」とお考えの皆様、ぜひともお気をつけください。